以前ご紹介した、自宅近くの「危険な現場」
工事も少しずつ進んできました。
最初は
「仮囲いもせず、人が落ちたらどうするのだろう???」
程度の意味の「危険な現場」だったのですが、
少し工事が進むにつれ、
?????
が増えてきましたので、
「危険な現場」シリーズとして、
現場の見方、危機管理の仕方をご紹介していこうと思います。
まず、右の写真が現在の現場の様子。
地中梁の鉄筋配筋を行っています。
まず、
下に下りる階段が、ビールケース!
このあたりから、この現場のモチベーションが見えてきます。
もし、建築主が見たらとてもガッカリするでしょう。
同時に、やっぱり危ないです。
では施工はしっかりやっているか?
鉄筋の右側にたっているベニヤ板が、おそらく地中部分の型枠のようです。
けっこう波打っていますね。
また、鉄筋にくっついているのも心配。
このままコンクリートを打ったら、壁はベコベコ、
外周部には鉄筋が接してしまう可能性があり、とても危険。
まあ、まだ型枠のセッティング前ですから、これからリカバリー
されることを信じます。
同じ現場の反対側のところです。
どうですか?
1枚目の写真と比べて、明らかに鉄筋とベニヤ板の間の寸法が
違いすぎると思いませんか?
うーんかなり心配な状況です。
あまりにも鉄筋と型枠の間がありすぎると、
今度はコンクリートが割れやすくなり、そのヒビから、水が入り、
鉄筋を錆びさせ、地中梁の爆裂を引き起こします。
それに・・・
鉄筋が宙を浮いているのですが・・・
普通は固定をするのですが・・・
まだ、施工途中なので、これからしっかりしていくと考えておきたいと思います。
でも、目が離せない現場になってしまいました。
それにしても、隣の家の外壁に、
自分たちの脚立をよりかけて置くなんていうのは、
現場のモラルとして、最低だと私は思います。
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