危険な現場−2

以前ご紹介した、自宅近くの「危険な現場」

工事も少しずつ進んできました。

最初は
「仮囲いもせず、人が落ちたらどうするのだろう???」
程度の意味の「危険な現場」だったのですが、
少し工事が進むにつれ、

?????

が増えてきましたので、
「危険な現場」シリーズとして、
現場の見方、危機管理の仕方をご紹介していこうと思います。

まず、右の写真が現在の現場の様子。危険な現場2-2
地中梁の鉄筋配筋を行っています。

まず、
下に下りる階段が、ビールケース!

このあたりから、この現場のモチベーションが見えてきます。
もし、建築主が見たらとてもガッカリするでしょう。
同時に、やっぱり危ないです。

では施工はしっかりやっているか?

鉄筋の右側にたっているベニヤ板が、おそらく地中部分の型枠のようです。
けっこう波打っていますね。
また、鉄筋にくっついているのも心配。
このままコンクリートを打ったら、壁はベコベコ、
外周部には鉄筋が接してしまう可能性があり、とても危険。

まあ、まだ型枠のセッティング前ですから、これからリカバリー
されることを信じます。

次の写真はこちら。危険な現場2-1

同じ現場の反対側のところです。
どうですか?
1枚目の写真と比べて、明らかに鉄筋とベニヤ板の間の寸法が
違いすぎると思いませんか?

うーんかなり心配な状況です。

あまりにも鉄筋と型枠の間がありすぎると、
今度はコンクリートが割れやすくなり、そのヒビから、水が入り、
鉄筋を錆びさせ、地中梁の爆裂を引き起こします。

 

それに・・・
鉄筋が宙を浮いているのですが・・・
普通は固定をするのですが・・・

まだ、施工途中なので、これからしっかりしていくと考えておきたいと思います。

でも、目が離せない現場になってしまいました。

それにしても、隣の家の外壁に、
自分たちの脚立をよりかけて置くなんていうのは、
現場のモラルとして、最低だと私は思います。

 

向後