今日は家具メーカーとして有名なPLUSさんに行ってきました。
現在、ある建物のFFE(家具什器備品)計画を進めており、
今日はそのブレインストーミングの日です。
「向後さん、うちの事務所が移転して、ショールーム化しているので、
是非一度、見学にきて下さい!!!」
と営業マン(といってもお二人とも女性)から言われて・・・
とうとう今日伺うことが出来ましたので、
ここに少しだけ、ご紹介させて頂きます。
「写真はOK」と言われつつも、
ちょっと遠慮気味に撮影したので、わかりにくい点はご勘弁を。
基本的にフリーアドレス(個人の専用デスクを持たない)形式を
とっており、什器メーカーならではの様々な提案をしています。
まずはこの写真。
事務所ビルには必ず柱があり、
それが飛び出しています。
「邪魔だな〜・・・」
といつも感じられると思いますが、
この出っ張りを逆手にとり、
ロッカー的な什器をはめ込み、
それによって、窓際を一種のコーナーとして、
居心地よく演出しています。
窓際=偉い人の固定席
なんて固定概念は吹っ飛びます。
さらにこのスペース(明るい青で床色分けされた部分)には、
さまざまな什器が並んでいました。
その一つがこちら。
これわかりますか?
ものすごくハイバック&肘掛けがめちゃくちゃ高い。
だから、座ってみるととっても落ち着き、
集中できる。
平面だけではなく、
スゴく高さ方向のコントロールが効いて、
面白い。すばらしい。
さらにこちらは逆バージョン
この机は電動で昇降します。
スツールでもいいし、
立ち話もいい。
模型を目線で検討するなんて、
とっても便利そう・・・
こんな家具達ですが、
デザイナーやプランナーの精密かつ緻密な
計算ともくろみの上に成り立っています。
そんなスタディルームに
面白いスツールがありました。
この椅子、
どっち向きにもすわれる。
さらに御丁寧に、足元には角度表示。
「人は一体何センチあれば動けるか???」
こんな疑問に答えてくれそうなツールです。
面白い什器ばかりではありません。
今度の写真は、一般的なスチールロッカーを、
木目調シートで囲ってレイアウトしたストックスペースの写真。
まずレイアウトとして、
よく壁面にひたすら収納用什器を並べるレイアウトが
多いですが、
こうした壁と直行する形でのレイアウトとした場合、
収納量が飛躍的に向上します。
(当然、デスク部分との相談ですが・・・)
意匠的には、この木目シートが結構効いていて、
冷たいスチールの感じを払拭し、
同時に面白いリズム感を生み出しています。
ちょっと長くなりました。
最後に一つ。
こちらはなんだかわかりますか?
ずばり「密談部屋」
頑張れば2〜3人が入れるスペースで、
中には電話が。
当然完全防音で、
ガラスもスイッチ一つでスモークが
掛かります。
廊下に出て、宴会予約の電話をひそひそするよりも、
堂々と密談!!!
ちなみに結構使われているようですよ。
まだまだほんの一部ですが、
お伝えさせて頂きました。
プラスさん、ありがとうございます。
向後 慶太