この写真、一体なんだかわかりますか?
これは昨日打ち合わせを行っていた現場での一コマ。
事務所ビルから、ある大手テナントが退去し、次のテナントが入居するための準備をするため、
天井を壊したところになります。
とってもグロテスク!!!
下に垂れているのがコンクリートで、なんだか途中(下側)で壊したような姿です。
そのコンクリートを貫通している、銀色の物体がダクトです。
この中をいろいろなものが流れています。
私の仕事は、これらを見極め、
次のテナントさんにとって、問題が残らないようにビル側の設備を整理し、
オーナーさんにとっても、適切な形で維持管理方法を整理・提案・取りまとめをしていくことです。
こうした天井裏の部分は、テナントさんが入居してしまうとなかなか見る事が出来ませんし、
入れませんし、ましてや改修工事なんて出来ません。
なので、この段階での手当がとても重要なのです。
たとえば、ここでは、
崩れたようなコンクリートの部分に鉄筋が見えていたため、
錆止め塗布を指示したりといったことをやっていきます。
今日の題目の「原状回復工事」とは、
テナント工事で使われる言葉で、簡単にいってしまうと、
テナントが出ていくとき、最初に借りた何もない状態に戻すこと。
でも、これがなかなか厄介なのです。
また機会を見て、詳しくお話できればと思います。
とにかく、テナント工事は意外と奥深いですよ。